• 2025年7月24日

たつの市小学生職業体験で講師をしてきました

進藤ファミリークリニックたつの 院長の進藤です。

今年も、龍野商工会議所青年部さん主催の「たつのワーカーズ」に参加してきました。

「たつのワーカーズ」とは、小学5年生を対象とした職業体験イベントで、主にたつの市内の事業所で働くプロの方々が講師として参加しています。美容師さん、ケーキ屋さん、お花屋さんなどと並んで、私たちは医師・看護師という職業を担当させていただきました。

実は私は千葉県で勤務していた頃からこの活動に参加しており、今年で3回目となります。また、以前勤務していた神戸市立医療センター中央市民病院には、たつの市や太子町出身の看護師が複数在籍しており、有難いことに彼女たちも毎回ボランティアとして手伝ってくれています。

これまでは、私の母校である小宅小学校のみが対象でしたが、今年からは龍野東中学校校区のすべての小学校(小宅小学校・神岡小学校・誉田小学校)の5年生が一堂に会する、大規模なイベントとなっていました。少子化が進む日本において、小宅小学校の児童数が私の在学していた約30年前と比べて減っていないどころか、むしろ増えているというのは驚きです。

当日は、以下の4つのブースを設営し、児童たちにはグループごとに体験してもらいました。
バイタルサイン測定(実際に血圧・脈拍・SpO₂などを測定し、運動後の変化も確認)
心肺蘇生(本格的な模型を使用して心臓マッサージやAEDの使い方を学習)
聴診体験(本物の聴診器を使って、学校の先生の呼吸音や心音を聴く)
制服体験(実際の白衣・スクラブ・ナース服などを着用し、希望者は写真撮影も可能)

キラキラと目を輝かせた児童たちと触れ合えることは、非常に貴重な経験です。私の仕事では、病気やけがで元気のない子どもたちと接することが多いため、こうして笑顔で元気いっぱいの姿を見るだけで嬉しくなります。

児童たちの前では、「たつの市の医療を世界に誇れるものにしたい」という思いや、「医療に興味を持ってもらい、将来たつので一緒に働いてほしい」という願いもお伝えしました。実現するとしても早くて15年後になるでしょうが、「あのとき職業体験に参加していた」という方が、将来たつの市の医療現場で活躍してくれることを心から願っています。開業後もこういった地域活動は是非続けていきたいと思っています。街中でお会いすることも多いと思いますが引き続きよろしくお願いいたします。

なお今回用いた心肺蘇生用の人形・血圧計・SpO2モニター・制服などは全て兵庫県立はりま姫路総合医療センターが無償で快く貸し出してくださいました。多くの方の協力で今回も無事イベントを成功させることができました。心より感謝申し上げます。

※写真は個人情報や撮影不可の児童が映らないよう配慮しておりますが、万が一問題がある場合はお知らせください

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